mirrorDDPを設定するには、まずはじめにDDPmirrorDDPの両方が相互にコミュニケーションがとれている必要があります。そして少なくとも、1つのDDPインターフェースが1つのmirrorDDPのインターフェースと同じネットワークにある必要があります。メインDDPの1つのインターフェースを例えば、172.18.5.4/16に設定し、mirrorDDP上のインターフェースには172.18.5.5/16と設定します。

もちろん、同期中や必要によって快適な転送速度を得るためには単一の1Gケーブルよりも10Gケーブルを使うと良いでしょう。
次の例では、テスト目的でデータ同期をmicroDDPmirrorDDP間で、1Gの接続により行いたい場合を想定しています。

ArchiwareソフトウェアをmicroDDPに接続させるには、DDP GUI“DDP Volumes”ページ内にて、同期したいボリュームの箇所で、“Archiware”のチェックボックスにチェックが入っている必要があります:

mirrorDDP Archiware portalに接続することで、Archiware P5 Synchronizeの設定を開始できます。mirrorDDP web GUI‘Archiware’アイコンをクリックします:


Archiwareインターフェースが表示されたら、ユーザ名とパスワード(root/aap)を入力します。
ログインしたら、synchronizeボタンをトップメニューからクリックし、画面左のメニューから”Client”メニューを選んでください:


 “New”ボタンをクリックして、mirrorDDPとコミュニケートできるArchiwareクライアントしてmicroDDPを追加します。

このクライアントに対して名前をつけます。我々の場合は“microDDP”としてつけます。そしてアクセス可能なIPアドレスを設定し、Archiwareポータルのユーザ名およびパスワード(root/app)を入力します。


次に”Apply”をクリックしてウィンドウを閉じます。

同期設定を“Getting Started”ボタンを左側メニューよりクリックして、同期の設定を始めます。
basic synchronization
のウィザードが表示され、簡単に使用できますが、ファイルを特定したい場合や同期処理を決まった時間でスケジュールしたい場合とかには、Advanced設定ツールが必要です。それについては、ただいま作成中の関連トピック内で説明しております。

Basicツールでは、簡単に3ステップで同期予定を設定できます。

 “Select Data”ボタンをクリックすると、一番始めのステップウィンドウが開き、同期したいフォルダを選択できます。
“Clients”
ボタンをクリックして、アクセスできるすべてのホストを表示させます。我々の場合では、microDDPを登録しているので、2つのアイテムだけとなります。
- localhost
とはmirrorDDPのことを指します。

- microDDPmicroDDPのことを指します。事前に追加しておいたものです。

 

microDDP hostを選択し、rootからフォルダを選択します。“Archiware”のチェックボックスにチェックが入っているボリュームだけが、Archiwareによりリストアップされます。


microDDP GUI“DDP Volumes”ページにて、“Archiware”チェックボックスにチェックが入っているボリュームのみがArchiwareによりリストアップされるということを覚えておいてください。

 

ボリューム全体のデータを選ぶこともできるし、1つの特定フォルダのみを選択することもできます。

複数のフォルダを選択したい管理者には、次のトピックで説明するアドバンスドツールのご利用をお勧めします。

同期したいデータを選択後、”Apply”をクリックします。


これにより2つ目のステップに入ります。選択したデータをどこに同期させるかを決めます。

想像されるとおり、データはmirrorDDPに保存されるべきで問題発生時にはこちらを利用できます。この設定を完了するには、”Volumes”フォルダ配下にリストアップされたmirrorDDPを選択してください。

1つ前のステップで説明したように、デフォルトではlocalhostmirrorDDPが選択されているので、hostsを選択する必要はありません。mirrorDDP GUI“DDP Volumes”ページにて、”Archiware”のチェックボックスにチェックが入っていないと、Archiwareによってリストアップされる保証がないことを忘れないでください。

mirrorDDP全体もしくは特定フォルダを選択します。
データの保存先を選択後、”Apply”ボタンをクリックし最後のステップに移ります。

3つ目のステップでは、同期処理のスケジュール設定をします。ツールでは、Archiwareにより1回だけデータ同期する設定ができますが、定期的に同期させる方法については、アドバンスドトピックをご参照ください。

同期日時を決定したら、”Apply””Complete”ボタンをクリックします。
次のスクリーンでは、”Start now”ボタンをクリックすると、同期処理がすぐに開始されます。

トップメニューにある“Jobs logs”ボタンをクリックして、”Job monitor”エントリーに行きます。リアルタイムで、今現在動いているジョブと終了したジョブが見えます。