DDP Areca RAIDカードを管理するweb GUIはユーザフレンドリーではありますが、DDPにSSHでログインしてコマンドラインを使って管理することもできます。
これには、”cli”コマンドを入力します。すると下記のアウトプットが表示されます。
RAIDコントローラーを選択する
デフォルトでは、1つ目のコントローラーは自動で選択されます。
DDPが複数のRAIDコントローラーを所有する場合、次のコマンドを入力して1つのコントローラーを選択します:(xは接続したいRAIDコントローラーを表します)
> set curctrl=x
次のコマンドでコントローラーログを入手できます。
> event info
Arecaカードの全履歴が閲覧可能です。それとは対照的に、Areca web GUIは最近のイベント情報のみしか閲覧できません。
次のコマンドでボリュームセット情報が見られます。
> vsf info
いくつかのコマンドはArecaのパスワードを要求してきて、下記のように、より重要なコマンドを実行できます。
> vsf check vol=1
これにより1つ目のボリュームに対してチェックが開始します。
ボリュームチェックを実行する前に、次回実行するコマンドを実行するにあたり、自分自身に対して権限を付与します。
> set password=0000
重要なコマンドを実行する前には必ずいつも上記コマンドを実行する必要があります。
権限付与のためのパスード要求のメッセージが下記例のように表示された時は、先にsetコマンドが入力されていない可能性があります。
CLIを使ってボリュームチェックを開始すると、問題がある場合には自動でパリティを再計算し、障害のあるブロックをリマップします。DDP GUIを使ってのボリュームチェックを実行することと、またArecaインターフェースの”Volume Check”ページ内で2つの呼応するチェックボックスにチェックを入れた時と同様の動作を行えます。