RAIDテクノロージを基盤としたサーバでは、HDD/SSDドライブに障害が発生した時、出来る限り早く新しいドライブと交換する必要があります。

 

しかし障害が発生したといっても、必ずしも緊急を要する時ばかりではないので、パフォーマンスが低下したRAIDセットに対して間違った操作が、危険を伴う可能性についてよく考える必要があります。

 

そのため確信が得られない場合には、弊社チームのサポートをお待ちになっていただき、より難しい状況を作り出すことや、最悪のケースではデータ紛失を避ける必要があります。

 

ドライブが自然にフェールしてしまった場合でも、ドライブを交換する前に弊社チームにご連絡ください。ドライブがフェールした時、RAIDカードからアラーム音が鳴り続けるため、こちらのトピックの音の止め方をご参照ください。

 

まず最初のステップでは、問題のあるドライブを見極めます。それはDDP web GUIAreca webインターフェースを開いて行います。


DDP
が複数のRAIDカードを搭載している場合は、web GUI “Areca”ページ複数のエントリーが表示されます。どのRAIDカードが問題のあるドライブを含むかがわからない時には、単に異なるタブの各カードインターフェースを開き、ログからどのカードがドライブを構成しているか調べます。

 

ドライブ番号がわかったら、“Physical Drives”メニュー配下にある“Identify Drive”ページをクリックし、図のように問題のあるドライブをリストから選択する:

 

“Submit”ボタンをクリックしたら、ブラウザ上にて“Identify Drive”ページから移動しないかぎり、該当ドライブのLEDが点滅し続けます。このようにして、DDP本体でどのドライブが点滅するかがわかります。問題のあるドライブを取り出し、新しいドライブをキャディーにいれたら、DDPに挿入します。

 

ドライブ交換中はDDPの電源は落とさないでください。そのような操作はDDPに電源が入っている状態で行う必要があります。なぜなら、RAIDカードが全ドライブの変更を検知するからです。DDPが落ちている状態でドライブを交換すると、この検知機能がうまく作動せず問題を引き起こしかねません。

ドライブ交換後、データ復旧が自動的に開始しおよそ24時間で完了します。

 

このプロセスではデータ復旧のために、RAIDセットの中は他のドライブもあるため、データ復旧が完了するまでは、DDPを使用中にある程度のパフォーマンス低下を感じるかもしれません。

DDPが保証期間内であれば、障害ドライブを受け取り次第新しいスペアドライブを弊社チームよりお送りします。