Areca RAIDカードに問題が発生すると、問題の深刻度によってアラーム音が鳴ることがあります。
ドライブのタイムアウトや読み込みエラーもしくは高熱の場合は、視覚通知のみがDDP web GUIの“Event notification”タブに表示されます。
しかしながら、ドライブがフェールもしくはクラッシュした際には、視覚通知だけでなくアラーム音がRAIDカードから鳴り、手動で消すまで鳴り続けます。DDPを再起動しても、このアラーム音は起動後に、また鳴り始めるのでご留意ください。
DDP GUIの“Raidcards”アイコンをクリックして、すべてのRAIDカードボタンをクリックしたら(DDPは複数のRAIDカードを搭載可能です)、Arecaインターフェースを開くと、問題のあるRAIDカードがどれかがわかり、アラーム音を消すことができます。
“System Controls”メニューの“View Events/Mute
beeper”エントリーの上でクリックします。これによりすぐにアラーム音が消え、RAIDカードのログが表示されます。
下図にあるように、全ボリュームセットは“normal”と表示されているので、このRAIDカードからのアラーム音ではないことがわかります。
典型的なパターンでは、DDP上の他のRAIDカードを確認すると、1つのカードがdegraded”と表示されることがあります。また“View Events/Mute beeper”ページを開くと、アラーム音が消えてどのドライブがフェールしたか、もしくはRAIDカードがオーバーヒートにより限界温度に達したといったことがログをみるとわかります。
オーバーヒートの場合、アラーム音は自動で消えることがあります。温度がある程度下がった場合でも、制限値をまた越える可能性がありますので、注意が必要です。そのような状況は、過熱状態にあるRAIDカードが、一部のまたは全データを紛失し兼ねない最悪の状態を招く恐れがあります。
ログに単なるドライブ障害と出ている場合は、こちらのトピックにある指示に従ってください。