様々な理由により、間違った操作やクライアントマシンのシステム/アプリーケションのクラッシュが原因で、DDPボリュームが故障することがあります。

ボリュームデータを確認して修復しない限り、問題がおきます。ここでDDPverify/repairユーテイリィの出番です。

 

もしファイルシステムボリュームの障害を疑われるときは、DDP verify/repairユーテイリィを実行すると、エラーを確認でき、実際のデータとファイルシステム間の不一致も調べることができます。

このDDP verify/repairユーテイリィは、RAIDコントローラーセットとは関係なく、DDPボリュームを論理ドライブとしてみなします。そのため、パフォーマンス低下やハードドライブ障害を修復することはできません。そういったレベルの低下については、RAIDカードボリュームのチェック機能をご参照ください。

verify/repairユーティリティを実行するにあたり、幾つかの使用上の注意事項があります。

まずはじめに、確認したいボリュームがユーザによりアクセスされていないことを確認します。
もしボリュームかフォルダボリュームに接続しているユーザがいると、unmountingで切断し次のステップに進みます。

 

次に“Verify/Repair”ページにいき、ボリュームの隣にある“Visible”チェックボックスからチェックを外します。
もしこのボリュームがフォルダボリュームを持っている場合、メインボリュームを不可視にする前に、これらのチェックを外してください。

“Visible”チェックボックスからチェックを外すためには、“Archiware” “SMB export”機能がチェックが無効になっている必要があります。

 

設定が終わったら、ボリュームを選択し“Maintenance On”ボタンをクリック、そして“Verify”ボタンをクリックします。

DDPはボリュームファイルシステムのエラーを確認し始めます。エラーが検出されたら、outputに出力されます。何もなければ、下図のように表示されます:

 “Verify”ツールがエラーを表示したら、“Repair”ボタンをクリックしてください。そうするとDDPはファイルシステム関連の問題を修復できます。結果が表示されるまで時間がかかる場合があります。DDPがボリューム修復が不可能と表示した場合、DDP OSのアップデートを検討してみてください。

確認および修復したいボリュームすべての確認が終わったら、“Maintenance Off”ボタンをクリックすることを忘れないでください。ボリュームが見える状態になり、クライアント上でマウントできるようになります。